南九州市(旧・知覧町)の誘致企業として、ゴルフ場経営を目的に南九州市で設立、平成3年5月「知覧カントリークラブ」としてオープンした。 県内でも有数のステータスを持つゴルフ場として知名度は高く、鹿児島県を代表するバス事業会社である南国交通(株)が筆頭株主であるほか、鹿児島県のトップ企業である総合商社南国殖産(株)も出資していた。 しかし、「知覧カントリークラブ」の開業以来、毎期、3000万円から7000万円の営業赤字を計上。13年3月から一次募集会員の預託金償還が到来したため、会員に対する分割償還や南国交通などグループ企業に会員権を購入してもらうことで対応した。
17年頃には南国交通からの資金援助もあって金融機関からの借入金を弁済したが、売上低迷や金利負担などから赤字が継続、南国交通などからの借入金や出資は約20億円に達していた。
一方、ゴルフ人口の減少、ゴルフプレー料金の低価格化などから、ここ数年の年間売上高は約4億円で推移、28年3月期は7000万円の欠損を計上していた。